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オルタナティブ投資調査レポート

オルタナ研究所が実施したグローバル調査では、ウェルスマネージャーおよびファンド・セレクターを対象に、オルタナティブ(オルタナ)への関心とその活用が世界的に高まっていることが明らかになりました。オルタナティブ投資は、富裕層投資家のポートフォリオ戦略において、ますます重要な構成要素として位置付けられています。

急速に拡大するオルタナティブ市場は、従来のポートフォリオ戦略を大きく変化させるとともに、アドバイザーと投資家の双方に新たな機会をもたらしています。前回の調査では、投資家におけるオルタナの理解、アクセス、活用を促進する上でアドバイザーが重要な役割を果たしていることが示されました。

ウェルスマネージャーおよびファンド・セレクターを対象とした今回の調査では、リスクヘッジや個々の投資目標の達成を支える手段として、ポートフォリオ戦略へのオルタナティブの組み入れが進む中、顧客との対話がより高度で戦略的なものへと進化していることが明らかになりました。

この調査は、平均運用資産残高(AUM65,700万米ドルのウェルスマネージャー600名と、ファンド・セレクター60名を対象に実施したグローバル調査です。オルタナティブ投資がポートフォリオで果たす役割、ポートフォリオ構築を巡る顧客との対話の変化、そしてオルタナを積極的に活用するリーダー層が、顧客ポートフォリオへの効果的な組み入れに際して行っている取り組みについての知見を提供しています。

オルタナ投資は投資家ポートフォリオ戦略の中核として定着

顧客の投資目標の達成においてオルタナは不可欠だと回答:69%

オルタナティブ投資に対する顧客の関心は今後さらに高まると回答:76%

オルタナ活用が普及し、ポートフォリオ構築をめぐる顧客との対話が変化

顧客との対話は、「オルタナティブとは何か」から「ポートフォリオ目標達成にあたり最適な投資は何か」へと変化したと回答:73%

オルタナを背景に、ポートフォリオ構築に関する顧客との対話がより充実したと回答:76%

オルタナティブ投資をリードするウェルスマネージャーが増加

パワーユーザーに分類されるウェルスマネージャーの割合(2024年:29%):40%

オルタナを富裕層顧客のポートフォリオ戦略の中核に位置付けるパワーユーザー:82%

リスク管理と流動性ニーズへの対応が重要なテーマに

マクロ環境の変化を受け、リスク管理とリターン追求の双方において、オルタナを有効な資産クラスとして捉えるようになったと回答:77%

顧客の流動性ニーズを深く理解することが、オルタナティブ投資をより効果的に活用する上で役立っていると回答:80%

オルタナティブの専門性は差別化の重要な要素

オルタナに関する専門性を高めることは顧客基盤の拡大につながると回答:73%

充実したオルタナの提案・サービスを提供できないウェルスマネージャーは、競争上不利な立場に置かれる可能性があると回答:70%

調査方法については、本ページ下部をご覧ください。

今日のオルタナティブ投資家を理解する

投資家ポートフォリオにおけるオルタナティブの重要性が増すなかで、オルタナ投資に対する投資家の様々な姿勢、考え、モチベーションを理解することは、金融プロフェッショナルと顧客投資家間における対話をより有意義なものにしてくれます。北米とアジアの富裕層投資家を対象とした調査のセグメンテーション分析からは、典型的な3つの投資家タイプが明らかになりました。

オルタナ先行者

オルタナ経験者で、組み入れ拡大に積極的

主な特徴

  • 下方リスクよりもアップサイドの可能性に注目する
  • ポートフォリオ戦略の成功にはオルタナティブが必須だと考えている
  • 既に組み入れているオルタナ投資に加え、より幅広い選択肢を求める

オルタナ先行者とのコミュニケーションにおけるポイント

  • 新たなオルタナティブ投資機会に関する知識とガイダンスを提供する
  • オルタナのポートフォリオ組み入れに関するメリットに焦点を当てながら、プロダクトや戦略を詳細に説明する
  • 常にオルタナティブ投資トレンドの先端を行く

オルタナ新人

オルタナ投資の拡大に興味あり、深掘りコンテンツを求める

主な特徴

  • 長期的な視点にフォーカスし、全般的にオルタナティブをポジティブに捉えている
  • 妥当な期間内の換金が可能である限り、低流動性投資への抵抗はない
  • オルタナティブ資産への投資や追加投資に興味を持っており、多くの投資家はポートフォリオの2割まで組み入れることにも前向き

オルタナ新人とのコミュニケーションにおけるポイント

  • オルタナティブに関する知識を深掘りし、一般的な誤解(非流動性など)を解く
  • リスク許容度に合致し、流動性懸念の軽減が可能なパブリック/プライベート市場の投資方法を紹介する
  • 投資家が興味を持つオルタナ投資の機会を提供する

トラディショナル派

オルタナ投資に前向き、アドバイザーからの説得力ある提案を望む

主な特徴

  • インカムと資本保全に注目しつつ、長期的な視点とポートフォリオの成長にフォーカス
  • オルタナ投資を、ポートフォリオの中核的な資産ではなく分散ツールとして捉えている
  • オルタナティブには精通しておらず、その組み入れに関してアドバイザーから納得のいく説明があれば投資に前向き

トラディショナル派とのコミュニケーションにおけるポイント

  • オルタナティブ投資のメリットや、長期ロックアップのない投資機会など拡大するオルタナ投資のユニバースに関するナレッジを提供する
  • 個人の目標や関心に沿ったオルタナ投資を紹介する
  • 少額からスタートし、その成果を確認した後にエクスポージャーを積み増す

Incorporating Alts Into Your Practice:
Assess Your Approach.

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調査方法

ブルックフィールドは、コアデータ・リサーチ社に調査を委託し、2026年2月から4月にかけてオンライン調査を実施しました。調査対象は、米国、カナダ、英国およびスイスにおいて、平均担当運用資産残高(AUM)が6億5,700万米ドルのウェルスマネージャー600名と、各地域およびグローバルで採用するオルタナティブ資産運用会社・商品の評価を担当するファンド・セレクター60名です。

オルタナティブ投資調査レポートの結果は、調査実施時点における回答者の見解を反映したものであり、すべての投資家の意見を代表するものではありません。また、本資料に記載された内容は、将来の投資成果や投資行動を示唆または保証するものではありません。本資料は、情報提供および教育のみを目的として作成されたものです。

投資にあたっての留意事項

オルタナティブ投資にはリスクが伴い、すべての投資家に適しているわけではありません。オルタナティブ投資は、譲渡制限や流通市場(セカンダリー市場)の不足などにより、流動性が低い場合があります。

オルタナティブ投資を検討する際には、投資目的、投資期間、税務上の影響、およびリスク許容度を十分に考慮する必要があります。また、オルタナティブ投資の運用目標が達成される保証はなく、投資元本の全部または大部分を失う可能性があります。

投資家およびアドバイザーは、個々の投資がポートフォリオ全体の投資目標にどのように貢献するかを十分に理解した上で、伝統的資産にオルタナティブ投資を組み入れる際には、分散投資の考え方を取り入れることが重要です。